【1頭と2匹と3人】チビ(犬)との出会い

幼稚園時の時でした。いつも連れていかれる散髪屋さんのお向かいさんのとこで飼われてらしい犬。1歳か2歳と聞いたような。

白色に茶色と黒色がまだらにある雑種の犬。名前は「チビ」。男の子。

たしか、そのおうちで生まれてどこかのおうちに引き取られるまで「チビ」と呼ばれ、成犬になった「チビ」が我が家に来ました。


祖父の運転する軽トラの荷台に凛々しく立って我が家にきたこと。

当時の勝手口から、チビの居場所(小屋とかその辺り)がちょうど見えるところで、当時は施錠なんてしてなかったので、初日の怯えたような威嚇するような目で家の中を見ていたこと。もうだいぶ前のことですが、今も鮮明に覚えています。


僕が生まれる前から我が家はずっと何かしらペットというか家畜というか、動物がいてたようで。牛や馬、ヤギもいたようです。今は農機具を置いている倉庫も「ここに馬がおって、あっちにヤギがいて、、、」と聞いたことがあります。祖父が田んぼに行くときには、ずっと肩に猫が乗っていたとか。笑


ということで、チビより先に「シロ」という、細目の毛の中に目と鼻がある元は「白色」の犬もいました。畑の横で外飼いだったし、記憶の中ではほぼ「茶色」ですが。


それでも、自分の中で最初の犬はなぜか「チビ」という感覚がありまして。初日のギラギラした目はあっという間になくなり、大好きな散歩の気配を感じるとクーンクーンと甘えた声をだし、散歩はいつものルートを「早く!はやく!」とぐんぐん進む感じでした。それでも、家族以外には鳴きまくる、僕史上1番の「番犬」でもありました。


そんなチビとの別れは中学生の時、突然でした。亡くなってからわかったのはとある病気に罹っていたこと。母屋と離れの間がチビの居場所でしたが、少し前まで元気だったのに、、と悲しみました。僕が小学生の時、女の子のシェルティー「パル」も家族に増えてまして、チビを看取って慌てて、パルも検査してもらってました。その後、ワンコだけでも数頭、家族になりましたし、それぞれに思い出はあるのですが、チビが来た当日の記憶の鮮明さが40を過ぎた今でもあることに、我ながらインパクトの強いことだったんだなあ、と思っています。チビは雑種だったこともあり、なかなか同じような顔の犬には出会いませんし、それも含め、かけがえのない1頭になっています。


お客様の中にも新しく犬を迎えられる人、犬と一緒に新生活を始められる人、犬の為にリフォームする人、等がおられます。その一瞬一瞬が素敵な時間になるような仕事だったりアドバイスができればいいな、と日々思っています。



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