家庭菜園で叶える、ちょっと豊かな暮らし
~購入前に知っておきたい「地目」と田舎暮らしのリアル~
「庭がある家」って、どこか憧れませんか?
休日の朝、コーヒー片手に庭へ出て、真っ赤に色づいたトマトをひとつ。
小さな家庭菜園で採れた野菜を、そのまま朝食の一品に加える。
そんな“絵に描いたような暮らし”が、実は丹波篠山市のような地域では、現実の選択肢として手が届くんです。
ここ数年、地方移住や二拠点生活への関心が高まる中で、「庭付き」「家庭菜園可」「自然とのふれあい」を求める方が増えてきました。この記事では、そんな理想に一歩近づくための“物件選び”と“土地の基礎知識”、そして丹波篠山市ならではのリアルな魅力をお伝えします。
なぜ今「庭付き」が見直されているのか?
コロナ禍を経て、在宅時間が増え、家そのものの価値が大きく見直されました。
庭は、ただの余白ではなく「育てる場所」「癒しの空間」「自然との接点」として再評価されています。
丹波篠山市では、
- ゆったりした区画の土地が多く
- 都会よりも坪単価が安く
- 地域コミュニティも温かい
そんな背景もあり、家族でのびのび暮らしたい方にとって、理想的な“庭付きライフ”をスタートしやすい環境が整っています。
家庭菜園の夢、叶えるには「地目」を確認!
実は、野菜を育てたいからといって、どんな庭でも家庭菜園ができるわけではありません。
「地目(ちもく)」と呼ばれる、土地の法律上の用途区分によって、できること・できないことが変わってくるのです。
■ 宅地
- 一般的な住宅用地。
- 家の建築やリフォーム、庭づくりも自由度が高い。
- 家庭菜園も問題なく行える。
■ 雑種地
- 住宅や駐車場、資材置き場など多目的に使われていた土地。
- 建築可能な場合もあるが、地域の都市計画によって制限を受けることも。
- 水道・電気が通っていないことも多いため注意。
■ 農地(田・畑)
- 家庭菜園に最適と思いきや、注意が必要。
- 原則として、農地は農地以外の用途に使うには「農地転用許可」が必要。
- 転用には行政の許可が必要で、手続きや時間がかかる。
- 無許可の転用は法律違反。
→特に丹波篠山市や丹波市のような農業が盛んな地域では、農地が多く含まれるエリアも。
必ず地目とその制限を確認しましょう。
“土地の見極め”で後悔しないために。見落としがちなチェックポイント
1. 用途地域と市街化調整区域
- 市街化調整区域では建築が制限されることも。
- ウッドデッキや増築が不可の場合もあり。
2. 接道と再建築可否
- 道路に接していない土地は建て替え不可。
- 古民家などは、現況住めても将来の再建築がNGのケースも。
3. インフラ整備状況(上水道・下水・電気)
- 上水道未整備地域では井戸を使っている場所も。
- 上下水の引き込みには費用がかかる場合あり。
4. 土地の形状・土質・傾斜
- 水はけの悪い土地では菜園が難しい。
- 粘土質の土地は耕すのが大変なことも。
5. 境界の不明瞭さ
- 田舎あるある「境界杭が見えない」「お隣と草が混じってる」
- 将来的なトラブルを防ぐため、測量と境界確認は必須。
丹波篠山市での庭つき暮らしの実例
当社で施工させていただいた丹波篠山市内のお客様。
「小さな畑がある暮らしがしたい」との思いで移住されたご夫婦は、
南向きの陽当たりのよい土地を選び、
平屋建ての家の南側に、たっぷりの家庭菜園スペースを確保し、
自家製のじゃがいも、なす、ピーマンを収穫したり、自家製パンを焼いたり。
今では、近所の方と種の交換や収穫物の物々交換も楽しんでいらっしゃいます。
“暮らしの中に、ちょっと農がある”。それが、田舎暮らしの醍醐味です。
家づくり×庭づくり──工務店ならではの視点から
庭付き物件に住むからには、「庭も一緒に設計」するのが理想です。
当社では、次のような提案もしています:
- 家庭菜園とペットの動線を分けた庭設計
- 外水栓や立水栓の設置場所の工夫
- 雨水タンクを活用した自然灌水システム
- 倉庫スペースを確保したガーデン設計
「家」と「庭」、どちらかが主役ではなく、
どちらも暮らしの一部としてデザインする。
そのデザインが住まう人にとって、「ちょうどいい」になるものを目指しています。
それが、“田舎での家づくり”の正解だと考えています。
土に触れる時間が、暮らしを変える
雑草も生えるし、虫も来る。
でも、それらも含めて愛おしいと思えるのが、庭付きの田舎暮らしの魅力。
丹波篠山市には、手の届く価格で、ちょっとした夢が実現できる土地があります。
「毎日を丁寧に暮らしたい」
「自然とつながる時間がほしい」
「子どもに土を踏ませて育てたい」
そんな思いがあるなら、一度、足を運んでみてください。
そしてわたしたちクレアにも、お気軽にご相談ください。
家と庭、その両方から「暮らし」を一緒につくるお手伝いをいたします。